JTBは4日、ゴールデンウイーク(GW、4月25日~5月5日の11日間)の宿泊旅行の動向見通しを発表した。皇位継承に伴い10連休となり、国内旅行人数、海外旅行人数とも過去最高。国内旅行では「帰省やのんびりリラックスする旅など長めの家族旅行が多くなりそうだ」という。
国内旅行人数は前年比1.1%増の2401万人と推計。平均費用は1.7%増の3万6800円を見込む。
アンケートによると旅行日数は「1泊2日」(36.9%)が最多だが、「3泊4日」(16.1%)、「5泊6日」(3.5%)はそれぞれ前年より1.2ポイント増加した。
旅行の目的は「帰省、離れて暮らす家族と過ごす」(19.0%)が最多で、前年比では1.4ポイント増。同行者は「家族連れ」(66.6%)が大半で、中でも「子供連れ(中学生まで)」(28.8%)が4.6ポイント増加した。
利用宿泊施設は「ホテル」(53.3%)、「実家、知人宅」(29.0%)、「旅館」(21.9%)の順。出発予定日のピークは4月27日と5月1日で、複数回の旅行を検討している人も多いことから2回となっている。
旅行先は「関東」(20.7%)が最多だが、前年比で1.0ポイント減。2位が「近畿」(14.3%)で0.9ポイント増。3位の「中国・四国」(12.9%)は、前年比では2.0ポイント増と最も高い。
海外旅行は人数が6.9%増の66万2千人、平均費用で1.5%増の26万8千円と推計。旅行先は「東南アジア(タイ、シンガポールなど)」「ヨーロッパ」「ハワイ」がベスト3。