ホテル・旅館やブライダル、外食・中食・給食産業を対象としたアジア最大級の「食とホスピタリティ」の専門展示会「HCJ2014」(主催・日本能率協会と宿泊・飲食関連8団体)が18〜21日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される。今回は約700社、1800小間の出展が予定されている。
HCJ2014は「第42回国際ホテル・レストラン・ショー(ホテレス・ジャパン)」「第35回フード・ケータリングショー」「第14回厨房設備機器展」)の三つの展示会で構成される。
リーマンショック以降、積極的な設備投資を控えてきた宿泊・飲食業界は、2020年東京オリンピック・パラリンピック招致決定や外国人訪日客の増加、景気回復などを受けて投資意欲が高まってきている。
今回は、厨房設備・機器、客室備品・家具・インテリア・エクステリア、衛生・食中毒対策、テーブルウエアなど13のゾーンに分かれ、最先端の製品やサービスを展示する。
また「外食・宿泊・レジャー業界のトレンドとビジネスの可能性を探る」をテーマに、「アクティブシニア」「ハラール」「日本の伝統工芸」「洗練された『技能・技術』」をキーワードとした各種セミナーやイベントも予定されている。
さらに給食業界向けに、「福祉・介護現場の食の悩みに応える企画」として、セミナーや栄養士による相談コーナー、介護・治療食品展示も行われる。
入場料は3千円(税込み)だが、ホームページから申し込んで取得した事前登録証、または招待券持参者は無料。
さらに、今年も「第6回国際PB・ОEM開発展」(主催・同協会)を同時開催する。130社、142小間の出展が予定されている。
PB(プライベートブランド)やOEM(受託製造)に対する関心は小売業だけではなく、飲食や宿泊業界でも高まっている。同展では、付加価値を上げて客単価上昇を実現するための食品や化粧品、雑貨などを紹介する。また、海外16カ国からもワインやヨーグルト、チョコレートなどが出展される。
同協会では、HCJ2014と国際PB・ОEM開発展合わせて5万8千人の来場者数を見込んでいる。
問い合わせは、日本能率協会産業振興センター内のHCJ三展合同事務局、国際PB・ОEM開発展事務局=いずれもTEL03(3434)1377。
昨年開催された「HCJ2013」の会場全景