宿泊施設向け商品を一同に
ホスピタリティとフードサービス業界に関する国内最大の商談専門展示会「国際ホテル・レストラン・ショー」「フード・ケータリングショー」「厨房設備機器展」(3展の総称「HCJ2020」)が、18日から21日まで幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催される。主催は日本能率協会。
訪日外国人観光客に向けた観光、防犯、にっぽんのおみやげ、ハラールなどの関連製品、環境への負担を抑えるエコ製品、人手不足解消や生産性向上に寄与するAIやロボットといった次世代技術など、ホスピタリティやフードサービスが抱える課題の解決につながる新製品・サービスを一堂に展示。約千社が出展する。
新たに三つの企画ゾーンを設置する。「環境配慮・エコチャレンジ製品ゾーン」では、海洋汚染対策に有効な生分解性製品やリサイクルPET製食器などをそろえる。「働き方改革支援ツールゾーン」では、勤務予定表を自動作成する勤務シフト作成サービスや、インターネット上で発注、受注を行えるWEB受発注システムなど、生産性向上をもたらす製品、サービスが出展される。そのほか、「グランピングTOKYO」のゾーンを設ける。
ビジネスステージでは、大手メーカーのキーマンが貴重なノウハウを披露する多数のセミナーが実施される。コーセーの山﨑茂・宣伝部宣伝制作課クリエイティブディレクターは「平成のパッケージ 生活を変えたデザイン」と題し、生活の変化とパッケージデザインについて実例をもとに説明。藤田観光の山田真夕子・人事グループ人事企画・ダイバーシティ担当課長は「サービス産業で働く女性活躍推進~ホテル椿山荘東京でのキャリアと育児の両立サポート事例~」について語る。
展示ブースでは、500万人の消費者の調査結果をもとに構築した「パッケージデザイン評価AI」など時代の潮流に合わせた最新のパッケージサービスや、全国から出展される地域農産物食品、工芸品の高付加価値、高品質な商品開発支援商材に注目だ。
多くの来場者が集まる(前回の様子)