HISはこのほど、自社展開する「変なホテル」の最上位ブランドとして「変なホテルプレミア」を新設した。12月12日には京都市下京区の「ウォーターマークホテル京都」を「変なホテルプレミア京都 五条烏丸」としてリブランドオープンした=写真。
「変なホテル」は国内18軒、海外に2軒を展開。今後も軒数を拡大するにあたり、同ブランドのポリシーである「変化・進化」の追求やトレンド・ニーズへの対応を図り、マルチブランド戦略を推進している。昨年11月1日には、新ブランド「変なリゾート&スパ」の第1号施設として「変なリゾート&スパ関西空港」も開業している。
今回新設した「変なホテルプレミア」は、通常の変なホテルよりも高品質なアメニティや最先端設備を採用するなど、より洗練されたサービスを提供。同ブランドの1号店として今回開業した「変なホテルプレミア京都 五条烏丸」では、最短10秒でチェックインが完了する「エクスプレスチェックイン」を導入したほか、フロントにはフラップが回転してビジュアルが変わる「フラップディスプレイ」を採用。ホテルスタッフを介すことなく荷物を預けることが可能な「バゲッジロッカー」も設置した。
客室は、「プレミアスイート」を5室新設し、京都の老舗“寛具”店・洛中高岡屋の「おじゃみ座布団」「本麻引き染めのれん」や、人気の美容メーカーReFaのドライヤー「BEAUTECH DRYER PRO」を採用。部屋内には無料のミニバーも新設し、菓子工房イチハナダッテのおこげ煎餅「おこげはん」、京都伏見の最古の酒蔵・月桂冠が手掛けるミネラルウォーター「自然の秀麗」などを提供する。
全122室の客室には、シモンズ製のベッドマットレスとロフテーの快眠枕を完備したほか、全館環境水にファイテン社の「ファイテンウォーター」も導入した。
ホテル1階には、レストラン「牛飯五帖」を新設。京都の季節感や色合いの美しさをテーマとし、焼く・煮る・蒸す・炊く・混ぜるの五つの調理方法で屏風画のような美しい物語を感じさせる牛めしを提供する。
同ホテルは、京都市営地下鉄烏丸線の五条駅から徒歩約2分、京都駅から1駅の好立地にあり、観光やビジネスの拠点として需要獲得を見込む。