観光庁は4日、新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いた際に再開される予定のGo Toトラベル事業への参画について、連結子会社2社が不正申請・受給に関与したエイチ・アイ・エス(HIS)を参加停止にしないことを明らかにした。
HIS連結子会社のジャパンホリデートラベルとミキ・ツーリストの2社、加えてJHATについては、事業への参加停止が決まっている。一方で、HISについて観光庁は、「HIS自身が不正な申請、受給をしたという立場ではない」として参加停止にしない方針。
観光庁は、子会社の管理、監督の不十分さについては、12月28日付でHISに厳重注意を行った。HISは1月18日に改善策をまとめた報告書を、同28日には不正事案の継続調査の結果を観光庁に報告した。観光庁は今後も、改善策の実施に注視するとともに、不正事案の調査への協力を求めていく。