新メニューにつながる料理を審査
全国60の旅館・ホテル、スポーツ施設などを運営するホテルマネージメントインターナショナルグループ(東京都中央区・比良竜虎社長、以下HMIホテルグループ)は4日、静岡県浜松市のホテルクラウンパレス浜松で、同グループ内の施設に勤務するシェフを対象とした「第4回料理コンテスト」を開催した。
コンテストへの応募総数は78件。最年少は18歳から、最年長は56歳と、年齢や経験に関係なく応募が集まった。
コンテスト当日は、書類選考を通過したシェフ30人が料理を披露。同社の役員、ホテル統括支配人、料理長ら10人が審査に当たった。前菜、メイン、スイーツなどの部門に分かれて、独創性に優れた各料理を審査。盛り付けの美しさ、味、販売や商品化できるメニューであるかを評価し、採点を行った。
また、今回から「商品化できる」「メニュー化への即効性」「グループ内共通メニューになり得る」料理を、HMIホテルグループの名物料理として商品化を目指す「メニュー化特別推薦賞」を新設し、表彰した。各賞を受賞したメニューの一部は、順次各施設で提供されるとのこと。
受賞メニューは以下の通り(受賞者の敬称略)。
【前菜部門】グランプリ=鱧(はも)のタルタル初夏の八寸・上村丹史(湯本観光ホテル西京)
前菜部門グランプリ
【メインディッシュ部門】グランプリ=福岡県産野菜とパンタードのバロティーヌ トリュフ風味のコンソメ仕立て・鳥山慶樹(ホテルクラウンパレス小倉)
メインディッシュ部門グランプリ
【スイーツ部門】グランプリ=ほうじ茶香るソレイユ・シュクルスフレ 黄色い球体に情熱を閉じ込めて…・市塚夕扇(つま恋リゾート彩の郷)
スイーツ部門グランプリ
【メニュー化特別推薦賞】ハーブ香Cube寿司(ずし)・鈴木清香(グランドホテル浜松)▽ふわふわ玉子のひつまぶし雑炊・早野寛(グランドホテル浜松)▽仙台名物「定義山三角油揚げ」で牛タンケバブ風・曽根浩文(ホテル亀屋)
各賞に選ばれた料理人たち