ハウステンボス(HTB、長崎県佐世保市、澤田秀雄社長)は7月28日、東京都内で記者発表会を開き、今年10月にハウステンボスを会場に開くガーデニングショー「ガーデニングワールドカップ2010」の概要を説明した。発表会であいさつした澤田社長は、「ガーデニングワールドカップ(W杯)を、日本国内だけでなく世界中からガーデナーが集まる世界有数のガーデニングショーとして育てたい」と意欲を語った。
ガーデニングワールドカップ2010は、今年初めて企画されるもので、10月9〜31日に開く。長崎出身の世界的ガーデナー、石原和幸氏の声掛けで、世界で活躍する9カ国のトップ・ガーデナーが参加。ハウステンボス内に「緑と花による平和と再生への祈り」をテーマとした11の庭を作庭し、その技術を競う。
イギリスで開催される世界最高峰のガーデニングショー「チェルシフラワーショー」の金賞受賞者らが日本に集まり作庭を競うのは初めて。日本のガーデニング人口は1千万人以上とされ、世界的にもガーデニングがブームとなっていることから多くの来場者が見込まれる。澤田社長は期間中の来場者について、ガーデニング用品やご当地グルメの販売イベントやガーデンコンサートなどを行う9日からの約1週間に「10〜20万人の来場を目指す」と語った。
また澤田社長は、来年以降の同ワールドカップの開催にも意欲を見せたほか、ハウステンボスについては「夏はファミリー、秋は熟年層を中心とした大人が楽しめるようにするなど、季節ごとの仕掛けをしていきたい」と話し、冬の誘客のための大型企画を準備していることを明らかにした。
会見する澤田社長(右)と石原氏