ICID国内委員会、世界かんがい施設遺産に3カ所を申請


龍ケ池揚水機場(豊郷町のHPから)

 農林水産省によると、国際かんがい排水委員会(ICID)の日本国内員会は「世界かんがい施設遺産」候補として、南原穴堰(宮城県大崎市)、龍ケ池揚水機場(滋賀県豊郷町)、西光寺野疏水路(兵庫県姫路市・市川町・福崎町)の3施設をICID本部(インド・ニューデリー)に申請することを決めた。

 このうち龍ケ池揚水機場は、干ばつを救うために造られた日本初の動力(蒸気ポンプ)を利用した地下水くみ上げ施設で、1910年に完成。大正時代に電力に変わったが、施設は現在も稼働し、周辺の農地を潤しているという。

 同施設遺産は82の国・地域が加盟するICIDが認定。日本国内ではこれまで51施設が登録されている。申請後はICIDの審査委員会で認定の可否が審査され、9月にオーストラリアのシドニーで開催されるICID国際執行理事会で発表され、登録となる。

 対象となるのは、建設から100年以上経過した施設で、(1)ダム(2)ため池などの貯水施設(3)堰(4)古い水車―など。


龍ケ池揚水機場(豊郷町のHPから)

 
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