国際交流サービス協会(IHCSA、東京都千代田区、松田慶文会長)は、宿泊施設の訪日外客の受け入れを支援する事業を始めた。第1弾として、教材パックを発売するとともに、ホームページ上に受け入れノウハウなどを掲載した「インバウンドカフェ」を開設した。
教材パックは旅館・ホテル向けに実践ノウハウを集約したもので、「これなら使える 外国人旅行者実践おもてなし完全パック」(旅館・ホテル編)と銘打って、今月から発売した=写真。価格は2万円となっている。
「単なる語学教材ではなく、接遇のポイントや集客からコミュニケーションまでをトータルでサポートする、過去に例のない教材パック」と同協会。DVDのショートムービーや多数収録している書式集を活用し、「例えばこれから受け入れを考えている施設でも、複雑な外国語会話なしにスタートできるよう、工夫している」という。
また、教材購入者に対し、1年間、インバウンドカフェ上で教材サポートを行うとしている。
同協会は先ごろ、トリップアドバイザーと共同で、長野県山ノ内町で教材パックをベースとしたインバウンドサポートセミナーを開いている。旅館・ホテル、飲食店関係者など約30人を前に、実践的な対応を話した。
教材パックなどに関する問い合わせは同協会インバウンドサポートチーム(TEL03・3580・0072)。