IHGホテルズ&リゾーツは5月24日、森トラストとパートナーシップ契約を締結したと発表した。
今回のパートナーシップ契約締結は、ホテル&リゾート事業を数多く手掛けてきた日本有数の不動産開発企業である森トラスト株式会社と、世界有数のホスピタリティ企業であるIHGにとって、重要かつ新たなパートナーシップの幕開けとなります。西日本初の「ホテルインディゴ」ブランドを冠して誕生するホテルインディゴ長崎グラバーストリートは、ホテルインディゴ箱根強羅、ホテルインディゴ軽井沢、ホテルインディゴ犬山有楽苑、2023年秋に開業予定のホテルインディゴ東京渋谷に続き、国内で5軒目のホテルインディゴとして、2024年冬頃の開業を目指します。
世界各地に270軒(※)を展開するホテルインディゴは、その街の個性とその土地ならではの歴史やカルチャーを、ホテルのデザインやアートのほか、ストーリーテラーなサービスなど、ホテル体験を通して土地にある「ネイバーフッドストーリー」をゲストにお届けするライフスタイル・ブティックホテルブランドです。(※開業ホテル143軒、開業予定127軒)
ホテルインディゴ長崎グラバーストリートは、長崎港を臨む南山手地区の高台に誕生いたします。かつて、サクセスストーリーを追い求めてやってきた欧州の若い商人たちの居留地として栄えたこの土地は、数世紀にわたり異文化がぶつかりあう交差点として、ロマンを感じる街の個性を創り上げました。歴史とともに色を塗り重ねる美しい長崎は、好奇心と感性を刺激する物語「ネイバーフッドストーリー」の宝庫といえます。土地ならではのネイバーフッドストーリーをホテルのデザイン、アート、サービスなどに反映するホテルインディゴにとって絶好のロケーションです。
ホテルインディゴ長崎グラバーストリートのネイバーフッドストーリーのメインテーマは「時空を旅する 和・華・蘭ラビリンス」。日本の「和」、中国の「華」、そしてオランダの「蘭」、それぞれの個性が混ざった「和・華・蘭(わからん)文化」と呼ばれる長崎のDNAと、西洋と東洋の風習や文化が交差しながら独自に発展してきた長崎の姿を表現しています。
重要文化財「旧グラバー住宅」、国宝「大浦天主堂」ほか、19世紀から残る近隣の歴史的建造物とともに国選定重要伝統的建造物群保存地区に特定されている特別な場所に誕生するホテルには、約70の客室のほか、ダイニング施設やフィットネスジムが併設される予定です。
IHGホテルズ&リゾーツ 日本&マイクロネシア マネージングディレクター 兼 IHG・ANA・ホテルズグループジャパン合同会社 CEO アビジェイ・サンディリアは次のように述べています。
「このたび日本屈指の不動産開発企業でありホスピタリティ企業である森トラスト株式会社とのパートナーシップを大変光栄に思います。『ホテルインディゴ長崎グラバーストリート』の契約締結は、日本ならではのユニークで魅力的な滞在体験で国内外からの旅行者から高く評価されている『ホテルインディゴ』ブランドの継続的な勢いを示しています。IHGとブランドを信頼してくださった森章会長と伊達美和子社長に感謝するとともに、将来の成功に向けた長期的なパートナーシップを築いていくことを楽しみにしています。」
森トラスト株式会社 代表取締役社長の伊達美和子氏は、次のように述べています。
「IHGホテルズ&リゾーツとのパートナーシップにより、長崎の歴史情緒あふれる南山手エリアに新たに『ホテルインディゴ長崎グラバーストリート』をオープンできることを大変嬉しく思います。長崎市は、ユネスコの世界文化遺産に登録された『明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業』(2015年登録)や『長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産』(2018年登録)など豊かな観光資源に恵まれており、伝統的建造物保存も積極的に進めております。今後国内外からの観光客や観光消費が見込めるここ長崎の地で、歴史、文化の魅力をお客様に発信し、新たな価値を提供していきたいと思います。」
IHGホテルズ&リゾーツは、日本では、インターコンチネンタル、キンプトン、ANAクラウンプラザ、ホリデイ・イン、ホリデイ・インエクスプレス、ホテルインディゴの6ブランドのもと、44軒のホテルを展開。さらに今後、リージェント ホテルズ&リゾーツ、シックス センシズ ホテルズ リゾーツ スパ、voco、ヴィニェット コレクションを含む8軒のホテルの開業を予定しています。IHGは今後も日本におけるビジネス展開に注力し、さらなるポートフォリオ拡大を目指してまいります。