日本航空(JAL)と野村総合研究所(NRI)は4日、最先端のデジタルマーケティング技術を駆使したサービスを展開する共同出資会社「JALデジタルエクスペリエンス」(東京都品川区)を設立した。データ・アナリティクスやAIを駆使しながらライフスタイルを豊かにする体験を提案する。
JALとNRIは、「どこかにマイル」サービスを共同開発するなど、新サービスの創出で協力関係を築いてきた。新会社では、JALが持つ顧客基盤や高品質なサービスと、NRIグループが持つデータ・アナリティクスやAIなどのデジタル・テクノロジーを組み合わせ、一人一人のニーズに対する理解を深めるとともに、航空利用中だけでなく旅先や日常生活において経験やライフスタイルをパーソナライズした形で提案するサービスを創出する。
第1弾として、今年秋に新たな会員組織を創設し、会員の日常生活に寄り添ったサービスを、さまざまな企業との提携を通じ展開する予定。
また、取り組みを加速させるため、JALが1月に設立したコーポレート・ベンチャーキャピタルファンド(CVC)「Japan Airlines Innovation Fund」とも連携し、JALグループでの新しいサービスプログラムの開発に取り組む予定だ。