ＪＡＬ
ＪＡＬグループは4月27日、2023年3月期（22年4月1日～23年3月31日）連結業績を発表した。売上収益は1兆3755億円（前年同期比101.5％増）、営業費用は1兆3446億円（同43.0％増）となり、ＥＢＩＴは645億円（前年同期差3040億円増）、当期利益は344億円（前年同期差2119億円増）。通期では2020年3月期以来の黒字となった。
新型コロナウイルスの感染の状況に合わせて日本国内と、日本と海外を結ぶ航空輸送ネットワークの確保に柔軟に対応。旅客需要は回復基調にあるものの想定より時間を要する中、徹底的なコスト削減の取り組みと貨物事業での売り上げ最大化により収益の改善に努め、コロナ禍からの回復に全力を尽くした。
国内旅客事業では、政府の需要喚起策「全国旅行支援」が実施されたことなどもあり、旅客需要は観光を中心に着実に回復した。また、臨時便の設定や航空機材の大型化を行うなど万全な供給体制を整え、その結果、ゴールデンウイークや年末年始、春休みの旅客数は19年比で約9割まで回復するなど、高需要期を中心に搭乗客が多かった。
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