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日本航空とNTTジャパンラグビーリーグワンの所属チーム、浦安D―Rocks(本拠地=千葉県浦安市)はこのほど、持続可能な航空燃料「SAF」の普及促進を目的とした新たな共創施策を開始した。スタジアムで家庭用廃食油を回収し、SAFの原料として活用するもので、スポーツファンと地域社会が一体となり、環境保全に貢献できる仕組みを構築。廃食油の回収を通じて、循環型社会の実現を目指す。
回収に向け、8日に開催した三重ホンダヒート戦で、JALオリジナルの回収ボトル360本を来場者に無料配布し、協力を呼び掛けた。回収は、3~5月に行われるホームゲームのうち、指定された3試合の会場で行う。
同社は、「スポーツと環境保全が共存するモデルケースを示すことで、地域や社会全体に広がるムーブメントを創造していく」と話している。