日本航空(JAL)グループは来年の2月搭乗分から新しい乗継割引運賃を設定する。従来設定していた乗り継ぎ用運賃に加え、予約日が早いほど割安になる運賃を導入。直行便がない区間、直行便が少ない区間でも乗り継ぎにより同社グループの航空便を利用してもらいたい考えだ。
新たに設定したのは、搭乗日の28日前まで予約、購入できる運賃「乗継割引28」と、7日前まで予約、購入可能な運賃「乗継割引7(セブン)」。
従来は、東京、大阪、福岡と奄美諸島の間で7日以内に鹿児島もしくは奄美大島で乗り継ぐ場合に利用できる、当日予約可能な「特別乗継運賃」を25路線で、特定区間を乗り継ぐ場合に利用できる、当日予約が可能な「特別ルート割引運賃」を37区間で設定していた。
乗継割引28は約170路線、乗継割引7は約180路線で利用可能。
新運賃制度の導入に伴い、特別ルート割引運賃を併合する特別乗継運賃も約180路線で利用できるようにすることから、従来よりも対象路線が大幅に拡大する。
割引率は、乗継割引28が最大72%引き乗継割引7が最大54%引き、特別乗継割引が最大46%引き。
設定期間は来年2月1日〜3月26日。
発売日は、乗継割引28が全日程とも12月1日午前9時30分、乗継割引7、特別乗継割引が搭乗日2カ月前の午前9時30分。