JALは3月29日、DX戦略の一環でAI/機械学習プラットフォーム「Dataiku」を導入したと発表した。
日本航空株式会社（以下「JAL」）は、株式会社野村総合研究所（以下「NRI」）、Dataiku Japan株式会社（以下「Dataiku」）と協働し、DX戦略の一環としてAI/機械学習のプラットフォーム(※)「Dataiku」を導入しました。JALは同製品の導入により、顧客データの分析基盤を強化することで、お客さま一人一人の多様なニーズに合った価値ある提案を可能とし、さらなるカスタマーエクスペリエンスの向上のための大きな一歩を踏み出します。
（※）既存のビッグデータを活用し、データ準備や分析、データに基づいた予測や分類を行うためのモデルの開発、展開、運用、管理等を行うソフトウェア基盤のこと
DataikuはデータとAIの活用拡大のためのプラットフォームであり、幅広いユーザーをサポートし、データサイエンティストとビジネスユーザーのどちらもが日々の業務にデータを取り入れAIを活用することで、業務の効率化や、業務範囲の拡大などを可能にします。JALはDataikuを導入することで、分析担当者間での分析手法の統一化が進み、航空利用だけでなく、日常におけるJALとお客さまの接点もかけ合わせて、大量のデータを横断的に分析ができるようになりました。これにより、社内に蓄積されたビッグデータを活用してお客さま一人一人のニーズにあった最適なコンテンツを素早く適切なタイミングでお届けできるようになります。
【今後期待される具体例】
・過去の渡航実績に基づく、お客さま一人一人の趣味嗜好を踏まえた新たな旅先のご提案
・JAL Mallにおける個人の購入実績に基づく、潜在的に興味のある商品を新たに紹介
なお、製品の導入についてはDataikuの販売代理店である株式会社野村総合研究所（NRI）が担当し、JALの既存システム環境とDataikuを有効に組み合わせて短期間で大規模なシステムの導入を実現しました。
JALは、今後もDX戦略を推進し、お客さま中心の1to1マーケティングの実現に向けて取り組むとともにカスタマーエクスペリエンスのさらなる向上を目指してまいります。
