JALパックは23日、12年度下期の商品発表会を東京都品川区の本社ビルで行った。冒頭あいさつした二宮秀生社長はJALグループの中核会社として、「LCCと一線を画した、日本航空のフルサービスキャリアとしての高品質なサービス」と連動して「より上質な旅を提案する」と述べた。下期のキーワードには「JALグループだからできるサービス。JALパックならではのいい旅、新しい旅」を掲げた。
国内旅行については、ウェブ商品のダイナミックパッケージの売り上げが加速している中、パンフレット商品では「周遊の旅」を意識した商品を造成。観光バスのJALライナー、観光タクシー、シニア向けに人気の観光列車なども取り入れた。
JALグループならではの旅として、オフィシャルスポンサーのメリットを生かした、東京ディズニーリゾートのプレミアムツアーを発表。ツアーガイドがツアー参加者の希望をアレンジして効率よくパーク内を案内する。
人気の機体工場見学ツアー「JAL航空教室」には、パイロット、キャビンアテンダントのオフィス業務が見学できる、オリジナル見学会「JAL羽田空港裏側教室」を新規設定。
その他にも、北海道では北海道庁農政部とのタイアップ企画や犬ぞり体験、南紀白浜アドベンチャーワールドでパンダを間近で観察するバックヤード体験プログラムなど、オリジナル企画や新商品を発表した。
二宮社長は「上期の売り上げが国内外とも堅調に伸びており、下期も順調に伸びる見込み。これからも進化していくJALグループに期待してほしい」と意気込みを語った。