通期、JALは下方、ANAは上方修正
JALグループ(JAL)とANAホールディングス(ANA)はこのほど、2023年3月期第3四半期決算(22年4月1日~12月31日)を発表した。コロナ禍での渡航制限の緩和による国際旅客の需要増や、コストマネジメントの徹底などで、両社とも増収増益に。両社そろっての黒字は3年ぶり。通期連結業績は、両社とも黒字を見込んでいる。JALは下方修正、ANAは上方修正している。
純利益を黒字化 JAL
JALは、グループ連結売上高が前年同期比101.7%増の1兆55億9千万円、EBITが347億1500万円(前年同期は1833億2800万円の赤字)。純利益は163億1300万円(同1283億2200万円の赤字)と、前年から1446億3500万円改善した。10月以降、国際旅客、国内旅客とも需要が急速に回復。第2四半期でのEBIT黒字化に続き、第3四半期では純利益の黒字化も達成した。マイレージ事業は安定的に利益を上げた。
会員向け記事です。