日本PCO協会(JAPCO、101会員、代表幹事・近浪弘武氏=日本コンベンションサービス社長)と日本コンベンション事業協会(CPA、121会員、会長・分部日出男氏=レイ社長)は5日、1年後をめどに両団体を統合し、一般社団法人で新団体を設立すると発表した。
新団体の目的については「単一業域のみならずコンベンション関係企業が幅広く参画し、MICEの誘致、開催を事業とする産業界とMICE施設ならびに都市ビューローなどの公益事業者が結集して、総意を社会に伝え、MICEを産業として確固たるものとし、関係省庁とともに、わが国を海外との競争力を持つ『MICE立国』として成長させる原動力となることを目的とする」とした。
両団体は統合に向けての話し合いを約1年前に開始。3日に「予備的合意書」を交わした。その上で両団体は5日、それぞれが開いた年次総会の場で統合に向けた合意書への署名を報告し、会員の承認を得た。
近浪JAPCO代表幹事は「既に一心同体。新団体はこれまで以上にMICE産業の発展に尽力していく」と笑顔でコメント。分部CPA会長は「詳細はこれから詰めていくが、とにかく対等に大同団結することが決まった」と力強く語った。
予備的合意書を手にするJAPCOの近浪氏(左)とCPAの分部氏