日本旅行業協会(JATA)は、海外旅行、国内・訪日旅行それぞれの部門で優れた企画旅行に対して表彰する「ツアーグランプリ2012」を実施する。これまでの「ツアーオブザイヤー」から名称を変更。19回目となる今回から訪日旅行を対象に加えたほか、自薦に加えて他薦も認める。
旅行業としての企画力とマーケティング力の向上を目的とする。併せて、観光立国の施策に寄与したい考え。主催はツアーグランプリ実行委員会で、国土交通省、観光庁、JATA、日本旅行作家協会が後援する。
選考対象は11年7月から12年6月末までに催行された募集型・受注型企画旅行。海外旅行部門別グランプリ賞ではパッケージ旅行、市場拡大貢献、デスティネーション開発、SITの4部門でそれぞれ1点、審査員特別賞で数点を表彰する。SIT部門は新設となる。
国内・訪日旅行部門別グランプリ賞では、パッケージ旅行、市場拡大貢献、デスティネーション開発の3部門から1、2点、審査員特別賞で数点を表彰。海外、国内・訪日の受賞企画の中から最優秀賞として国土交通大臣賞1点を選ぶ。
企画の独創性や販売・集客性、価格の整合性などから審査。受賞企画には表彰状と盾を授与する。
応募の締め切りは7月15日。表彰式は9月22日、東京ビッグサイトで開く旅行イベント「JATA旅博2012」の会場内で行う。
昨年の表彰式の様子