日本旅行業協会(JATA)は26日、経営者層を中心とする旅行業関係者を対象に、業界問題を議論する「JATA経営フォーラム2014」を東京都中央区のロイヤルパークホテルで開く。テーマは「新しい価値創造への挑戦」で、特別講演ではコマツ相談役で日本経済団体連合会副会長の坂根正弘氏が「世界の基本的変化と日本の構造改革」について語る。
全体パネルディスカッションは、「旅行業の価値創造産業への挑戦 東京2020オリンピック・パラリンピックをバネに」をテーマに行う。JTB総合研究所社長の日比野健氏をモデレーターとして、国土交通省観光庁審議官の篠原康弘、リクルートライフスタイル社長の北村吉弘、日産自動車フェロー博士の久村春芳、東日観光社長の米村道章の4氏がパネリストで登壇する。
分科会「環境変化に伴これからの国内旅行商品を提案する」では、整備が進むLCC、高速バス、新幹線の関係者を迎え、国内旅行商品について考える。モデレーターはクラブツーリズム取締役地域交流部長の梶田隆弘氏。パネリストはジェットスター・ジャパン取締役常務執行役員の藤岡秀多、東日本旅客鉄道営業部次長の高橋敦司、JTB国内商品事業本部副本部長の平野利晃、ウィラーエクスプレスジャパン社長の村瀬茂高の4氏。
今回のフォーラムは経営者層だけでなく、女性社員や20、30代社員にも多く参加してもらいたいとして、五つの分科会の中で「『女子力』で新たな価値創造を」「若手社員対象 ビジネスのヒントは“お客様”に有り」の両テーマを設定。参加費でも女性、若手向けを新たに加えた。