日本旅行業協会(JATA)の環境対策部会(糟谷愼作部会長)は6日、富士山の麓でゴミを拾うボランティア活動に参加した。観光と環境の両立を実現させるため、自然を観光資源としている観光地の現状を学ぶことが目的。これまで尾瀬や上高地を訪れ、富士山麓は昨年に続く2回目。
初めて参加したJATA総合企画・情報管理グループの布施光舟氏は「ポイ捨てされたタバコの吸殻やペットボトルなどの『ゴミ拾い』を事前にイメージしていたが、実際には『ゴミの掘り起こし』。想像以上のゴミの量」と現場を語る。2時間の清掃活動で、45リットル容量のポリ袋で66袋分、ブリキ・トタン板23枚を集めた。しかし、すべてのごみを回収することはとても不可能だったという。
翌7日は富士山エコツアーを体験。東京からの移動は、環境性能の最も優れた「環境ラベリングバスAA」を利用した。この2日間で環境保全の理解を深めた。
一生懸命掘り起こす関係者