アジア最大級の海外旅行イベント「JATA世界旅行博08」が9月19〜21日、東京ビッグサイトで開かれた。136カ国・地域の政府観光局、航空会社、旅行会社がブースを展開。3日間で一般来場者と業界関係者を合わせ、過去最高となる10万9400人の来場者を集めた。
会場では、国柄や企業色を反映した個性豊かなブースが立ち並んだ。民族衣装を着用した出展者やイベントコンパニオンらがPRを行い、踊りや演奏、パフォーマンスなどさまざまな演出も繰り広げられていた。
今年の旅行博は、4月からスタートした「ビジット・ワールド・キャンペーン」(VWC)と連携させ、VWCの目標とする海外旅行者2千万人を後押しする意味合いもある。
主催するJATA国際観光会議・世界旅行博実行委員会の金井耿会長(日本旅行業協会〈JATA〉会長)は、「136カ国・地域、980小間というたくさんの情報を集積した。日本市場に対する国内外の期待の高さにほかならない」と話す。
旅行博とほぼ併催する形で「JATA国際観光会議08」も18〜20日に東京ビッグサイトで開かれた。97の国・地域から1200の旅行産業関係者が参加した。
テーマは「日本旅行市場の再活性化にむけて アジア大旅行時代、徹底検証」。エア・アジアグループのトニー・フェルナンデスCEOの基調講演のほか、モルディブ共和国アブドゥラ・マウスーム民間航空・観光大臣の講演などが催された。
盛況な会場