日本旅行業協会(JATA)は4月27日、東日本大震災の被災地である宮城県東松島市の陸前赤井駅周辺でボランティア活動=写真=を行った。社会貢献活動の一環で、参加者は社会貢献委員会委員とJATA役職員の21人。
東松島市は地震の後の津波により多くの家が被災。活動を行った陸前赤井駅近くは海岸から3キロ以上離れているが、それでも床上1メートル程度まで水に浸かってしまったという。参加したJATA総合企画部広報グループマネージャーの澤野井隆氏は「道は車が通る幅の分は泥が除去されているが、それ以外は手がつけられていない所もまだまだ多い」と話す。
今回の活動では、津波に襲われた家の庭で、散乱した植木鉢とたまった泥を除去した。「粘着質で湿った泥のため、見た目以上に重く、1軒に10人がかりでも丸1日必要となる悪戦苦闘ぶりだった」と澤野井氏。
JATAでは今後も被災地でのボランティア活動を行う予定だ。