日本旅行業協会(JATA)は、1日から「第8回ジャパン・ツーリズム・アワード」の募集を開始した。今回から「経済産業大臣賞」を新設するほか、「海外領域」に関する募集を強化する。
経済産業大臣賞は、これまで日本観光振興協会(日観振)が主催していた「産業観光まちづくり大賞」と同アワードを統合する形で新設する。産業観光の視点を取り入れることで、より広い応募対象から優れた取り組みを表彰する。
海外領域に関する募集の強化として、日本国外やアウトバウンドでの旅行需要の拡大、活性化に向けて取り組む個人、団体にアプローチを試みる。各国の駐日本大使館などへも新たにアプローチを行い、国内外の優れた取り組み事例を広く募る。
応募対象となる取り組みは、(1)持続可能な観光地域づくりへの取り組み(2)国際相互交流促進への取り組み(3)国内交流拡大への取り組み(4)アウトバウンド拡大への取り組み―の4点。対象者は、ツーリズムの拡大に資する事業展開をしている組織、企業、団体、個人とし、目標募集数は150件に設定するという。
応募のあった取り組みの審査は、「革新性」「事業性」「持続可能な観光への貢献」「地域活性化への貢献」の4指標を総合的に評価。新設する経済産業大臣賞は、これらのうち特に新規性に優れた取り組みを表彰する。
募集は5月31日までの2カ月間で受け付ける。6月中に第1次審査、7月中に第2次審査を行い、8月初旬の最終選考会を経た上で同月下旬に最終選考結果を発表。9月26日に表彰式を行う予定としている。