
商談会の様子
日本旅行業協会(JATA)のアウトバウンド促進協議会(JOTC)教育旅行部会(会長=福田叙久ATI取締役相談役)は4月17日、教育旅行商談会を東京都内で開いた。航空会社や各国・地域の政府観光局、ランドオペレーターなどのサプライヤー企業・団体から52団体、旅行会社などバイヤー側からは15団体が参加。JATAとして教育旅行に特化した商談会は今回が初開催となった。
冒頭、JATAの海外旅行推進部長・稲田正彦氏が登壇。3月24日に外務省・観光庁と共同で発出した「もっと!海外へ宣言」について言及し、日本の若年層が海外旅行に興味を持ってもらえるよう、俳優やアーティストとして活躍する岩田剛典さんを「JATA海外旅行アンバサダー」に任命したことを紹介した。
続いて、JOTC教育旅行部会の福田叙久会長が登壇。コロナ禍を経て日本人の海外旅行が完全回復していない状況において、「教育旅行だけは(コロナ前の)2019年の水準まで回復してきている。ただし残念なのは、修学旅行はまだ回復に至っていないことだ」と述べ、修学旅行の上限額の変更を各都道府県に対して働きかけていると強調した。「2025年の夏の販売も順調に推移していくのではないかと考えている」と期待を示し、サプライヤーの各団体に対し謝意を述べた。
会員向け記事です。