全日本シティホテル連盟(JCHA、208会員)は17日、13年度通常総会を東京都千代田区のスクワール麹町で開催。理事9人の補選を行い、全理事による互選で新会長に藤野公孝代表理事の就任が決まった。不川智詞会長は業務執行理事に。業務執行理事(会長代理)には星野武氏(ホテルニュースター池袋)が就任した。
不川会長は「次の年、一秒後に新しい可能性を見出すという前向きな姿勢が連盟の躍進につながる。可能性を見出す時に我々は新しい会長を選出した。おそらくこれ以上の会長は業界ではいないのではないか」と述べ、会員に新会長への支援と理解を求めた。
藤野新会長は「身の引き締まる思いだ。責任を感じている。皆さんからの知恵と力を賜りながら、一つ一つのホテルがちょっとでも元気になれるように、そして地域の中で輝くようにしたい」と抱負を語った。
議事で承認された13年度事業では、経営効率改善委員会によって経営セミナーや各種講習会などを実施し、現場のニーズにこたえる。顧客管理・拡大委員会では、会員が地域のリーダーになることを目指して、地方自治体との情報交換や観光事業を推進する。インバウンド事業にも積極的に取り組み、東南アジアへの営業やランドオペレーターを集めた講習会などを実施する予定だ。
来賓として自民党観光立国調査会会長である山本幸三衆院議員、観光庁の志村格次長が出席。懇親会には全国旅行業協会(ANTA)会長の二階俊博衆院議員、小池百合子衆院議員も駆けつけ、藤野新体制となるJCHAを祝した。
会長に就任した藤野氏