全日本シティホテル連盟(JCHA)は21、22の両日、「ホテル経営者セミナー」を東京で開催した。北海道から九州まで各地の会員ホテルから社長や管理職ら約50人が参加。「元気ですか〜あなたのホテルもあなた自身も」をテーマに過去の延長線上ではない新たな経営手法を学んだ。
冒頭、あいさつした清水信夫会長は「将来はビジネスではなく、観光が伸びる。これから国際化になるし、新しいお客さまをどう見つけていくかしかない。セミナーで新しいホテルのあり方、サービスの仕方を勉強してほしい」と願った。
初日は作家の中谷彰宏氏が「防戦を抜け出す、切り返し7つの作戦」と題して講演。中谷氏は「伸びていく会社は経営者がメモをとる」「不景気は心の中にある」「クレームは言ってもらえない。二度と来ないだけ」など数々の“作戦”を披露した。
講演のほか、客室販売、IT活用、インバウンド、施設・設備、労務・教育・雇用の各課題に関する5つの分科会が2日間にわたって行われた。客室販売関係対策分科会では、値下げ・割引競争に陥っている状況下で打つ手はないのかを受講者と共に探った。
経営セミナー終了後には「エージェント営業勉強会」も開催。i.JTB取締役の平野利晃氏が講師となり、旅行会社の上手な活用法など集客アップの秘訣を指南した。 帝国データバンクによ水準で推移している。
清水会長