ドン・キホーテグループのジャパンインバウンドソリューションズ(JIS)は10月1日から「YOKOSO!JAPAN PASS(ようこそ!ジャパン・パス)」=写真=の運用を始める。
同パスは、ドン・キホーテグループが既に運用している訪日外国人観光客集客用カードシステム「ようこそ!カード」を4年ぶりに全面刷新するサービス。ドン・キホーテ各店だけではなく、店舗周辺の「ようこそ!指定店」で、購入額に応じて「ようこそ!ポイント」を貯めることができる機能を新たに付加した。
貯めたポイントは、ドン・キホーテ店内設置の「ようこそ!ATM」で、ドン・キホーテ発行の商品券や現金と交換することができる。訪日外国人観光客が多い新宿地区の2店舗で運用を開始し、徐々に全国256店舗に広げる計画だ。
ようこそ!カードは、世界の700社の旅行会社を通じて、年間100万枚を訪日外国人旅行者に対して発行、配布しており、今回も同様の手法で訪日客に配布する。
JISの中村好明社長は「ドン・キホーテ各店と『ようこそ!指定店』が協力し、訪日外国人観光客の相互送客を行うことで、地域の活性化を図りたい。地方にこそ伸びしろがあり、地方のインバウンドは無限の可能性を秘めている」と話す。