JNTOのMICE貢献賞、誘致・開催で14件表彰


 日本政府観光局(JNTO)は7日、2018年度の国際会議誘致・開催貢献賞の受賞会議を発表した。「誘致の部」として日本への誘致に成功した国際会議5件、「開催の部」として17年度に国内で開かれ、運営などで優れた実績を上げた国際会議9件の合計14件を選んだ。

 貢献賞は、国際会議の誘致・開催の推進、開催意義の普及・啓発などを目的に08年度に創設。受賞会議は、コンベンションに関わる有識者で構成される審査委員会の審査を経て決定される。

 18年度貢献賞の誘致の部の受賞会議、INORMS2020年世界大会(20年、広島市)は、リサーチ・アドミニストレーター協議会の主催で、参加予定者数は40カ国・地域の600人(うち外国人450人)。誘致では、広島市、広島大学、広島観光コンベンションビューローの連携が情報収集などに奏功。国際会議の開催経験を持つ国内外の有識者を誘致委員会に迎え、助言を受けながら効果的な誘致提案を行ったことなどが評価された。

 開催の部の受賞会議、第4回国際生殖生物学会は、17年9月27~30日に宜野湾市(沖縄県)で開催された。主催は日本繁殖生物学会で、32カ国・地域の794人(うち外国人384人)が参加した。事前PRにより例年を上回る参加者を集めたほか、セレモニーでの琉球舞踊の披露、プールサイドでの懇親会などで開催地の魅力をアピール。同会議をきっかけに関連分野の研究集会の沖縄開催が決まったことも評価された。

 貢献賞の表彰式は、2月28日に東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開かれる国際MICEエキスポ(IME2019)の併催行事として行われる。

 他の受賞会議は次の通り(「=」以下は開催年、開催都市)。

 【誘致の部】国際光工学会会議(天体望遠鏡と観測装置)=20年、横浜市▽国際研究皮膚科学会(ISID2023)=23年、東京都▽応用数理国際会議(ICIAM2023)=23年、東京都▽第34回国際電波科学連合総会=23年、札幌市

 【開催の部】Gastech Conference and Exhibition2017=千葉市▽JpGU―AGU Joint Meeting2017=千葉市▽第21回国際疫学会総会=さいたま市▽国際材料研究学会連合先進材料国際会議2017=京都市▽第23回世界神経学会議=京都市▽LAWASIA東京大会2017=東京都▽第49回国際PCO協会年次総会=東京都▽世界天文コミュニケーション会議2018in福岡=福岡市

 
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