日本政府観光局(JNTO)は、国際会議の誘致や開催の優れた取り組みを表彰する2022年度「国際会議誘致・開催貢献賞」として、誘致の部で3件、開催の部で2件、特別賞で3件の受賞会議を選定した。コロナ禍の影響で開催の部の選出は2年ぶり。関係者が一体となって成功させた誘致の事例や、ハイブリッド開催に工夫を凝らした開催の事例などを選んだ。表彰式は16日に東京都内で開かれた国際MICEの商談会「IME2023」の会場で行われた。
貢献賞は、08年度に始まり、15年目を迎えた。参加者数50人以上、参加者の国籍が日本を含めて3カ国以上が要件で、21年4月~22年3月の期間に、誘致が決定または日本で開催された国際会議が対象。省庁、自治体、コンベンション団体などが推薦した国際会議を審査した。
誘致の部の受賞会議の一つが、「第27回アジア太平洋リウマチ学会議」。25年9月2~5日、福岡市で開催される。主催団体はアジア太平洋リウマチ協会連盟。34カ国・地域から外国人千人を含む3千人が参加する予定。関係者のロビー活動、欧米の学会と連携したプログラムの作成、開催都市の魅力を盛り込んだ提案書などが奏功した。
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