
JNTO理事・出口まきゆ氏
日本政府観光局(JNTO)は4月23日、メディアブリーフィングを東京都内で開いた。同局理事の出口まきゆ氏が昨今のインバウンド動向やJNTOの取り組みについて説明したほか、フランス旅行業界で権威のある賞の一つ「Travel d’Or(トラベルドール)」の第16回において、JNTOが「外国政府観光局賞」を受賞したことを報告した。
キーワードは「体験重視」「少人数」「地方志向」
出口氏は冒頭、昨今の訪日外国人観光客数の推移について説明。2024年はこれまでの最高値だった19年の3188万人を500万人ほど上回り、3687万人と過去最高を更新。月別の数値も25年1月には単月として過去最高の378万人となっており、今年1~3月期は過去最速で1000万人を突破。訪日客数がコロナ以降順調に推移していることを強調した。
続いて出口氏は、同局の全世界26事務所から集めた情報をもとに把握している昨今の訪日インバウンドの傾向を説明。キーワードに①体験重視②少人数のグループ旅行③地方志向―の三つを挙げた。
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