東北観光推進機構(会長=幕田圭一・東北経済連合会会長)は6月9日〜7月6日、JR山手線を利用した車体広告を実施する。自然や祭りなど夏の東北の魅力を、首都圏のJR利用者にアピールし、東北地域への旅行需要の喚起を図る。
山手線の車体を利用し東北の広域観光を宣伝するのは初の試み。「夏の東北トレイン」と称し、11両2編成を運行する。
「東北の夏祭り」編成と「東北の自然美」編成の2つを用意。各県一押しの自然資源や夏祭りを迫力ある写真と力強い毛筆体で表現する。このほか、世界遺産や仙台・みやぎデスティネーションキャンペーン、09年のNHK大河ドラマ「天地人」をモチーフにしたデザインも掲載する。
併せて6月16〜22日、東京都台東区のJR上野駅で東北観光と物産をPRする「夏の東北ステーション」を開く。夏の東北トレインとタイアップした取り組み。JR上野駅のグランドコンコースにはパネルを展示、祭りや自然を全面に打ち出したポスターを掲示するほか、ガレリアでは東北各県の物産品の販売を行う。「各県のキャラバン隊によるPRなども検討している」(同機構)。
車体広告に使用される図柄