JR東日本は、年末年始(12月26日〜1月8日)の往復乗車券の運賃を最大49%割り引く「ふるさと行きの乗車券」を発売する。高速道路の通行料金割り引きに対抗するのが狙いで、かき入れ時となる年末年始に大幅な割引きっぷを販売するのは初めて。
「帰省応援キャンペーン」の一環。往復乗車券は、東京から同社の営業区域内の決められた駅とを往復するのに適用される。発売期間は11月26日から12月20日まで。有効期間は7日間で、特急券を購入すれば新幹線や特急にも乗れる。
東京駅から主要駅までの大人運賃を見ると、酒田8200円(割引率49%)▽青森1万円(同46%)▽盛岡9200円(同44%)▽新潟8200円(同25%)──など。また、エリアごとの乗車券も同様に割り引く。
また、JRサイト、えきねっとで申し込むと、東北、秋田、上越、長野の各新幹線が安くなる。下り列車は1月1〜2日の設定だが、東京駅から主要駅までの片道の割引率は秋田が40%(価格1万280円)、仙台35%(同7千円)、長野30%(同5710円)となっている。
新幹線についてはピーク時(12月30日、1月3日)に臨時列車を155本設定、計512本運転する。指定席数も増やしピーク時には前年よりも1400席増の約24万6千席を用意し「着席チャンスを広げる」とした。
このほか、抽選でJR東日本管内の特産品が当たるキャンペーンや上野駅に鉄道模型で遊べるキッズコーナーを設ける。