JR東日本は13日、東北新幹線はやぶさを利用して青森県弘前市の「りんご花まつり」に参加するツアーの出発式をJR東京駅で開いた。デスティネーションキャンペーン(DC)が行われている青森県へのツアーの催行記念と、東北の観光振興による震災被災地支援につなげようと実施したもの。駅長からツアー参加者に花束を送るとともに、新幹線ホームで青森県のミスとともに出発を見送った。
ツアーはJR東日本の関連会社びゅうトラベルサービスと、JTB、クラブツーリズムが催行。出発式ではツアー参加者の中で最高齢の大石誠一さん(94)に梅原康義JR東日本東京駅長から花束を贈呈。駅ホームでは「いってらっしゃい」の横断幕を掲げ、「あおもり紀行キャンペーンスタッフ」の三浦由起子さんとともに午前8時44分に発車する新幹線を見送った。大石さんは「(弘前は)初めて行くところなので楽しみ」、同行者は「被災地が元気になるように(参加しました)」と話していた。
弘前の「りんご花まつり」は5月6日から15日までの開催。りんごの花が見ごろの市内「りんご公園」で津軽三味線の演奏やねぷたの運行などが催された。
出発前の記念撮影(右から4番目が大石さん)