日本ホテルは7日、東京都江東区の新木場駅(JR東日本、東京メトロ、東京臨海高速鉄道)の駅前徒歩2分の立地に「JR東日本ホテルメッツ 東京ベイ新木場」を開業した。材木商の町として歴史のある土地の特性を生かし、出入り口のゲートやロビー、室内などの要所に木材を使用。木の温かみを感じる空間を演出する。
ホテルは、地上10階、地下1階で総客室数は189室。一般客室188室のうち80室をバリアフリー化した。1室は車椅子使用者用客室とした。客室面積は16~35平方メートルと宿泊特化型ホテルとしては広めだ。1階にはセブン&アイ・フードシステムが運営するレストランカフェ「麹町珈琲」と山崎製パンが運営するコンビニ「デイリーヤマザキ」がテナント入居する。
新木場駅は、東京ディズニーリゾートのある舞浜駅まで2駅、東京ビッグサイトのある国際展示場駅までも2駅で、都心部にも近いことから観光とビジネスの両方の需要を取り込む。
特徴的なのは各客室の出窓。出窓の大きさはS、M、Lの3種類があり、Sは出窓デスク、MとLは出窓ベンチとなっている。設計をした日建設計シニアプロジェクトアーキテクトの長尾美菜未氏は「容積に入らない出窓を設けることで、客室を最大限広く活用することができる」と話す。出窓部分の調光は、気分に合わせて白とオレンジの2種類から選べる。
出窓が特徴的な外観
客室内から見た出窓(プレミアム デラックス ツイン)
ユニバーサル対応(プレミアム デラックス ツイン)