JR西日本は8日に同社の金沢総合車両所(石川県白山市)で、10月からの北陸デスティネーションキャンペーン(DC)に合わせ城端・氷見線で運転を開始する観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール(愛称べるもんた)」の車両と車内サービスなどを報道関係者に公開した。
車両コンセプトは「走るギャラリー」。窓枠を額縁に見立て、城端線・氷見線の山と海の変化に富んだ車窓を一枚の絵画のように楽しめるようにした。海側の一部の窓も見やすいように約2倍の大きさにしている。
車内には富山県南砺市の伝統工芸品である井波彫刻8作品を展示する。
車内では食のサービスとして、鮨職人が乗車し握り寿司を提供する「ぷち富山湾鮨セット」を土曜日のべるもんた1号と2号、日曜日のべるもんた53号と54号で提供。着地型ツアーサイト「VISIT富山県」で乗車の3日前まで予約販売する。城端線・氷見線沿線の造り酒屋で醸された地酒とおつまみのセットの「ほろ酔いセット」は、べるもんたの全ての列車内で販売する。
べるもんたは1両編成で定員は39人。快速列車(全車指定席)として運転し乗車券に加え、指定席券(520円)が必要となる。
運転日は10月10日から来年2月28日までの土曜日と日曜日。1月2日と3日は運休する。
土曜日は城端線・氷見線(新高岡・高岡〜氷見駅間)を1日2往復運転。日曜日は城端線(高岡〜城端駅間)を1日2往復運転する。
べるもんたの外観