JR西日本はこのほど、関係機関と連携して訪日外国人旅行者の誘客を図る「西遊紀行」プロジェクトの今年度の取り組みを発表した。プロモーション事業、交通機関のフリーパス事業などの取り組みを推進する。
連携する関係機関はJR四国、近畿運輸局、中国運輸局、四国運輸局、九州運輸局、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、広島市、廿日市市、山口県、香川県、高松市、愛媛県、松山市、今治市、関西エアポート。
プロモーション関連では、2016年度ビジット・ジャパン地方連携事業を活用した観光ガイドマップの作成、タイのテレビ番組関係者の招請、タイで開催されるFITフェアへの出展を実施する。
関係自治体などとの連携では、香港をはじめ、東南アジアの旅行博でのPRや海外の旅行会社へのセールスを実施する。
西遊紀行関係商品では、各社の交通機関が利用できる西遊紀行「瀬戸内エリアパス」に岡山市内の路面電車、広島市内のバス、小豆島の航路を追加。京都、奈良地区、松山—伊予大洲間、山口県内の支線(宇部線、小野田線)も拡大した。
これにより、関西空港から大阪・京都・奈良エリア、山陽新幹線や岡山から高松、松山、伊予大洲などのJR線(自由席)のほか、宮島航路、広島と松山間のスーパージェット、高松・新岡山港・日生港と小豆島間のフェリー、尾道と今治間のバス、広島市内のバス「めいぷる〜ぷ」などが乗り放題となる。利用期間は7月1日から通年で有効期間は連続する5日間。料金は海外販売がおとな1万7千円、こども8500円。国内販売がおとな1万8千円、こども9千円。
山陰地区へは「山陽・山陰エリアパス」「山陰・岡山エリアパス」などの販売を強化する。