JRグループは4月1日から6月30日まで、奈良県や県内の観光事業者と共同で「奈良デスティネーションキャンペーン」(奈良DC)を開催する。テーマは「はじまりの奈良、めぐる感動。」。
今年は平城京への遷都から1300年に当たるため、県は年間を通じて「平城遷都1300年祭」を開催しており、JRグループはDCで気運を盛り上げる。
4月1日とDC期間中の土、休日には、新大阪駅〜奈良駅間に臨時の直通特急「まほろば号」を運行。3月13日のダイヤ改正から桜井線の奈良駅と高田駅間の愛称を「万葉まほろば線」とし、桜井線と和歌山線に「万葉集」をテーマにしたラッピングトレインを運転する。スタンプラリーや奈良県立万葉文化館での特別講座なども実施する。
東京・名古屋方面や山陽方面から往復新幹線と自由周遊区間内のJR・近鉄・バスがセットのきっぷや、近郊区間では往復JR乗車券と県内のJR自由周遊区間がセットのきっぷも発売する。
4月24日からは 平城宮跡会場で、平城京の奈良時代の様子を再現した平城遷都1300年祭のメーンイベントが始まる。政治と儀式の場であった第一次大極殿正殿の復原や、平城宮跡探訪ツアー、古代行事の再現パフォーマンスなどが行われる。
県内各地でも「巡る奈良」と題し、寺社での秘宝と秘仏の特別開帳が行われる。
DCのガイドブック