![キャンペーンのキービジュアル](https://i0.wp.com/www.kankokeizai.com/wp-content/uploads/0f10e2ad26b131605879fe1fa077a924.png?resize=320%2C320&ssl=1)
キャンペーンのキービジュアル
ジェイアール東日本企画、JR東海エージェンシー、JR西日本コミュニケーションズ、JR西日本イノベーションズの4社は、交通系ICカードを活用した鉄道車両のNFTをプレゼントする「東名阪交通系ICカード・デジタルラリー」を3月15日まで実施している。JR東日本・東海・西日本エリアの9ヶ所を巡り、専用の端末にICカードをタッチすると、参加者に鉄道車両の限定デジタルアイテム(NFT)をプレゼントする。
同キャンペーンは、生活者のライフスタイルの変容を受け、各社がデジタルコンテンツ領域における新たな事業展開を推進してきた流れを受けて企画された。昨年3月25日には、「鉄道をはじめとする新たなデジタルコンテンツの創造に関する検討に向けた基本合意書」を締結。4社横断の「ecw+プロジェクト」を立ち上げた。
同プロジェクトでは、営業エリアの枠組みを超えて一体感のある魅力的なデジタルコンテンツの創造を目指し、鉄道事業者に限らずWeb3領域に関心のあるさまざまなパートナー企業と新たな価値創造に挑戦する。今回実施するキャンペーンはその第1弾施策として、Web3ソリューションサービスを手掛けるBIPROGY株式会社と協業する。
キャンペーンでは、交通系ICカード乗車券をタッチする専用端末と、スマホゲーム「ソダテツ」の機能を活用。JR東日本・東海・西日本の各エリア(9カ所)に設置された専用のタッチ端末に交通系ICカードをタッチし、表示された二次元コードをスマートフォンで読み取る。その後、スマホブラウザから「ソダテツウォレット」に遷移・ログインすると、鉄道デジタルアイテム(NFT)を受け取ることができる。
4社によると、「ecw+プロジェクト」の第1弾となる同キャンペーンを通じて、パブリックチェーンを含むデータを活用してNFT保有者の行動や嗜好を可視化し、コミュニティ分析を通じた価値創出に取り組むという。「鉄道事業者以外に限らず、Web3領域にご興味をお持ちの様々なパートナーの皆様と新たな価値創造にチャレンジしていきたい」(4社)。