JRグループの鉄道情報システム(JRシステム、TEL03・5334・0671)は1日、旅館・ホテル向け送客通知端末「らく通」の機能を大幅に増強した「らく通2.0」を発売した。これまでオプションとしていた「客室販売管理機能」「販売戦略策定支援機能」「宿泊予約業務の効率化支援機能」などを大幅に見直すとともに標準搭載し、旅館・ホテルの多様化する予約業務を支援する。
複数の旅行会社へ提供している客室の予約状況を常時一元的に管理でき、簡単なマウス操作で旅行会社へ提供する客室の追加(増室)や返室が可能。日別の宿泊予約情報を分析し、旅行会社、地域、コースごとの販売実績や予約のリードタイムなどを集計、分析し、より効果的な販売戦略を立案できるほか、複数の旅館・ホテルの予約情報を一元的に管理できる機能もある。
チェックイン台帳はチェックイン、チェックアウト、ステイが容易に検索できる宿泊台帳に。宿泊票は旅館・ホテルのニーズに応じて多彩な印字パターンに対応し、帳票類は用途別にきめ細かな印刷制御が可能だ。
トランスネット社のインターネット予約サイト一元管理ツール「らくじゃん」との連携やフロント会計システムとの密接なデータ連動などのオプション類は従来通り。
個人情報保護のセキュリティは万全。サポート体制は365日対応。販売価格は従来同様にハード、ソフト一式で90万円(5年リースで月々約1万8千円)「この価格で、これらの豊富な機能を標準搭載した送客通知端末は業界初」と同社。
在庫管理台帳の画面