JR九州はこのほど、10月8日にデビューする特急列車「A列車で行こう」について、貸し切りの受付を開始した。
貸し切りは(1)あまくさみすみ線(熊本〜三角)コース(2)あまくさみすみ線と豊肥本線(宮地〜熊本〜三角)の両方を直通で貸し切るコースの2つ。(2)は、普段は「A列車で行こう」が運転されない豊肥本線を走るので、阿蘇の山々と天草に向かう海岸線の両方を楽しめる。片道または往復で利用できる。
定員は84人だが、75人から申し込みできる。75人に満たない場合は75人分の貸し切り料金を支払えば利用できる。
「A列車で行こう」は熊本駅と、観光地として注目を集める天草地域への玄関口となる、あまくさみすみ線(三角線)の三角駅との間を約40分で結ぶ。土・日・祝日及び冬休み期間中などに運転。2両編成の車内にはソファーやバーカウンターを設けられ、大人向けの造りに。
三角駅に隣接する三角港から、天草の松島港、本渡港を結ぶ定期船「天草宝島ライン」と連携して、列車と船をセットにして展開する。また、バスとも連携し、割引きっぷ「A列車&SBきっぷ」では、往復JRと船がセットのタイプと、片道がJRと船、片道が快速バス「あまくさ号」がセットのタイプが選べる。
列車運航に伴い、三角駅も南蛮風のデザインにリニューアルする。
10月にデビューする「A列車で行こう」(イメージ画)