JR九州はこのほど、世界の鉄道会社の乗車券類を発売しているAccesRail社(本社・カナダ)と契約し、海外での発売を強化すると発表した。訪日外国人専用の乗り放題きっぷ「JR九州レールパス」を海外で購入しやすくし、取り扱い拡大を図る。
6月1日から販売を始める。現在、同パスは海外の旅行代理店約150店舗で発売しているが、Acces社との提携により約12万店舗で購入できるようになるという。また、インターネットでの発売も始める。博多駅や小倉駅などでも発売しているが、これを機に取扱駅も拡大する方針だ。
パスはJR九州の特急・新幹線(普通車)への乗り降りが自由。九州エリア全域を対象とするパスは3日間用が1万3千円、5日間用が1万6千円。09年度の発売枚数は3万2825枚で、前年度比33%増と順調に扱いを増やしている。