JR西日本の呼びかけで、関西と北陸の相互交流の促進で地域活性化を図ることを目的とした第1回関西・北陸交流イベント「関西・北陸交流会」が6日、大阪市此花区のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)などで実施された。関西、北陸の観光関係者が参加した。
関西は大阪ステーションシティやグランフロント大阪など大型商業施設が次々と開業し、来年にはUSJにハリーポッターのテーマパークがオープン。北陸は、2015年春の北陸新幹線金沢開業と秋の北陸デスティネーションキャンペーン実施で盛り上がっている。
同イベントは、関西と北陸が継続的にそれぞれの地域の魅力を情報発信し、相互に観光客の往来を促進させ地域の活性化を図ることが目的。2地域の交流を促進させ、北陸新幹線金沢開業後も引き続き相互の観光客の拡大を図る。
国土交通省北陸信越運輸局をはじめ、富山県、石川県、福井県の行政の観光担当者や観光関係者ら約30人が、好調のUSJを視察。新アトラクションの「アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド4K3D」などを体験した。
次いで北陸の観光関係者らは、ホテル京阪ユニバーサルタワーに移動して、国土交通省近畿運輸局をはじめ、関西の2府4県・4政令都市の行政の観光担当者や観光関係者約70人と北陸新幹線金沢開業後の関西と北陸の交流に対する取り組みについて意見を交換した。
JR西日本は、九州新幹線全線開業と山陽・九州新幹線相互直通運転開始に合わせて、関西と南九州で同様の取り組みを行っており、両地域の相互の情報発信と交流を拡大させることで、関西から九州方面へ、九州から関西への観光客の拡大に効果を上げている。
ユニバーサル・スタジオを視察