JR西日本は10月から瀬戸内エリアで実証実験している「観光型MaaS『setowa(せとわ)』」を体験するプレスツアーを11月19、20日に開いた。
setowaは、出発地から目的地までの新幹線をはじめとする鉄道に加え、現地の船舶やバス、タクシー、レンタカー、レンタサイクル、カーシェアリングなどの交通機関と地域の観光素材をスマートフォンなどでシームレスに検索、予約、決済できるサービス。JR西日本は実証実験を来年3月31日まで、「せとうち広島デスティネーションキャンペーン プレキャンペーン」に合わせて行っている。
参加者は、観光スポットや飲食店などの立ち寄り地を登録すれば、その間のルート検索が行われ、行程を作成できる「スケジューラー機能」を使用してルートを作成。現地のJRやバス、船舶、ロープウエーの乗り放題と観光施設の入館がセットになった割安な周遊パス「setowaデジタルフリーパス」を利用した。
デジタルフリーパス対象エリアには、竹原市のうさぎが生息する「うさぎの島」として有名な大久野島、町並み保存地区が含まれる。重要文化財の豪邸「森川邸」では、幻の郷土料理と呼ばれる「たけはら魚飯」の賞味、竹細工体験ができる。
三原市の竜王山、筆影山の展望台からは瀬戸内の多島美を鑑賞できる。
町並み保存地区の竹原