JR西日本はこのほど、北陸デスティネーションキャンペーン(DC)に合わせて、来年10月にJR七尾線の金沢駅—和倉温泉駅間で観光列車の運転を開始すると発表した。北陸を代表する観光列車として、北陸新幹線の開業効果の最大化、持続と定着化につなげる。
新しい観光列車のコンセプトは「和と美」。北陸の伝統工芸である輪島塗や加賀友禅をイメージしたデザイン。北陸の温泉文化を表現した和風個室を設ける。
ベースとなる車両は、キハ48系2両を改造。定員は52席。
車内サービスは、沿線地域などと検討。和菓子やスイーツ、利き酒セットなどの販売を行う予定。また、車内アテンダントも乗車する。
特急列車として運転される。途中の羽咋駅と七尾駅にも停車。土休日や多客期を中心に1日2往復運転する。
駅や車内では、おもてなしパフォーマンスの上演、伝統工芸品の車内展示も行われる。
また、奥能登観光アクセスの整備も予定されている。
和倉温泉駅は観光列車の運転開始に合わせて、駅舎の装飾や設備などを改修する予定。
観光列車のイメージ