JR西日本はこのほど、瀬戸内エリアで産官学プロジェクト「カレッジ」を始めた。若者の視点による地域活性化や旅行需要の喚起、学生の成長機会の創出を目指した取り組みで、同エリアでは初の実施。全国6大学の学生が現地視察や体験を通して得た活性化へのアイデアを自治体などに提案する。
事業には6大学(関西大学、神戸松蔭女子学院大学、清泉女子大学、広島経済大学、流通科学大学、和歌山大学)が参加。瀬戸内エリア8自治体とJR四国が協力している。
まず、8月19日から21日まで、現地での体験実習を実施。学生が11チームに分かれ、瀬戸内のさまざまな観光素材に触れた。学生は現地での体験をもとに、同エリアの活性化や課題解決につながるアイデアを考案。12月16日に開催される成果報告会で発表する。優秀なアイデアは表彰される。
現地での体験実習の様子。和歌山大の生徒が広島県竹原市のたけはら町並み保存地区を散策