JTBは2023年5月16日、「農作業×企業研修」を組み合わせることで、農作業を通じて、農業の人手不足と企業の抱える経営課題の解決をめざす企業版「JTBアグリワーケーション*1」ツアーを発売すると発表した。山形県、全国農業協同組合連合会山形県本部(JA全農山形)と連携し、山形県の農業生産者と全国で農作業研修に参加したい企業をマッチングする新たな農業支援に取り組んでいく。
●ツアー企画の背景
2021年4月にJA全農とJTBが、農業支援事業に関する連携協定を締結し、農作業受委託を通じて、人手不足が課題となっている農業現場での作業支援を起点とした、新たな雇用創出による地域活性化や地方創生に向けた取り組みを展開しています。
農業生産者にとって地域で長期的に人手を確保することは非常に厳しい環境になっており、後継者の確保と合わせて大きな社会問題となっています。一方、企業では働き方改革をはじめ、CSRや健康経営*2における経営課題が重要となってきています。
山形県では、2023年3月22日(水)に「元気な農業人材確保プロジェクト」と題して、観光・産業などが連携して農業の人手不足を解消するとともに、農業を起点としたあらたな関係人口の創出・拡大による地方創生をめざすことを目的に、山形県、JA全農山形、JTBが三者連携協定を締結しました。本ツアーは、連携事項の具体的な取り組みの一部です。
●企業版「JTBアグリワーケーション」ツアーについて
「JTBアグリワーケーション」は、ワーケーションと農業を組み合わせ、農業の人手不足と企業の新たな働き方をマッチングし、地域における関係人口の拡大に貢献する仕組みです。「旅行も仕事も農業も楽しもう!」をコンセプトに、旅先での「1Day Work」として新たな農業支援に繋げます。
企業版「JTBアグリワーケーション」ツアーは、この仕組みに「企業研修」を組み合わせることで、CSRや健康経営などの経営課題の解決をめざすものです。参加企業(従業員)のみなさまへ、「非日常の」空間(農場)・体感(農作業)・交流(地域)などを提供し、心身のリフレッシュ、チームビルディング、食農に対するリスペクト、参加者同士の交流から生まれる新たな価値観の醸成など、オフィスでは得られない様々な機会を生み出し、農業の人手不足の解消と企業の経営課題解決に貢献できるツアーです。
●今後の展開
今後は、継続的な企画と実施を通じ、人と企業と地域を結ぶ交流活動に繋げ、農業支援を通じた地域の魅力と人々の交流を創造するとともに、企業側の経営課題解決に貢献し、将来の新規就農、移住定住、ニ拠点居住など、関係人口の拡大と地方創生に貢献してまいります。
●ツアー概要
■ツアー名:JTBアグリワーケーション 山形県さくらんぼ農作業×企業研修
■出発日:6/11(日)~6/23(金)3泊4日、4泊5日、5泊6日 計10コース設定
■モデル日程(3泊4日)
■農作業について:作業時間8:30~17:00(一部5:00~10:00早朝収穫あり)
基本的にさくらんぼの収穫と選別作業が中心です。
■異業種交流会について:参加企業様と山形県内企業様、関係機関様との企業紹介を兼ねたランチ交流を予定しています。
■旅行企画・実施: 株式会社 JTB
*1「JTBアグリワーケーション」は、JTBの登録商標です。
*2「健康経営」は、特定非営利活動法人健康経営研究会の登録商標です。
●一般のお客様からのお問合せ先
株式会社JTB ビジネスソリューション事業本部 第四事業部 JTB農業支援事務局
TEL:03-5539-2789 Eメールアドレス:kobo002@jtb.com
営業時間(月)~(金)9:30~17:30(土・日・祝休業)