JTBは、クルーズ事業を強化する。「JTBクルーズ事業部」を10月1日に開設したのに続き、12月5日には東京・銀座にJTB首都圏のクルーズ専門店「JTBクルーズ 銀座本店」をオープンさせた。
JTBクルーズ 銀座本店は、高品質専門店「JTBロイヤルロード銀座」のメーンブランドの一つであったクルーズを独立、専門店化し、経験、知識の豊富なスタッフを全国から結集した。
これを機にクルーズ商品のブランド総称を「JTBクルーズ」へと刷新し、高品質、高額なクルーズ商品「JTBクルーズ プレミア」に加え、競争力のある廉価型商品「JTBクルーズ バリュー」の販売にも力を入れる。国内パッケージツアー「エースJTB」で展開してきた国内クルーズの一部も統合し、国内外を広く網羅するクルーズブランドとする。
JTBでは、日本に寄港する外国船が増えていることなどから、クルーズ旅行を今後の拡大が見込めるマーケットと捉えている。日本のクルーズ人口に占めるJTBグループのシェアを2013年度の約15%(3万5500人)から20年に20%にまで拡大させたい考えだ。