JTBは、2013年度上期(13年4〜9月出発)の国内パッケージツアー「エースJTB」首都圏発商品を発売した。観光箇所の貸し切りなどオリジナルの企画を組み込んだツアーやテーマ性の高い商品など、パッケージツアーだからこそ実現できる企画性が高い高付加価値商品を強化している。
12年度はJTB創立100周年記念として、観光箇所を貸し切って行う特別拝観や列車の貸し切り運行など独自の企画を組み込んだツアーを実施。個人で手配する旅行とは違う特別な体験ができると好評だったため、今年度は、特に桜、夏などの季節に合わせて、その場所でしか味わえない季節を感じられる特別企画プランを実施する。
3、4月に設定した特別企画「特別企画 春の京都」では、豊臣秀吉の「醍醐の花見」で知られる醍醐寺霊宝館で、クラシックコンサートや狂言を観賞し、夜桜も楽しむ。清水寺の森清範貫主による法話と仏足石特別拝観も組み合わせている。
そのほかテーマ性の高い企画として、今年が遷宮の伊勢神宮と出雲大社は専用パンフレットで展開。遷宮の解説や伊勢神宮、出雲大社のそれぞれの基本データや参拝方法、現地のおすすめモデルコースなどを巻頭8ページにわたって紹介する。
添乗員付きツアーは内容を重視した商品へと全面的に見直し、廉価型ツアーとの違いを明確化。宿泊プランン「贅沢な瞬間」では、人気の施設や特別室などのプランを強化している。