JTB交流文化賞、最優秀賞は「若狭わんぱく隊」


 JTBは、地域固有の魅力を創出し、地域活性化に長年取り組んでいる組織、団体を対象にした第6回「JTB交流文化賞」の受賞作品を発表した。最優秀賞は若狭三方五湖観光協会(福井県三方上中郡若狭町)の「田舎っぷりが大自慢 『若狭三方五湖わんぱく隊』が“地域の誇り”へ」。受賞者への贈呈式は20日に都内で行われた=写真。

 若狭三方五湖わんぱく隊の取り組みは、高齢化に悩む漁業従事者の「漁師の仕事、生業の海を子供たちに伝えたい」との思いから始まった、小中高生の漁業体験学習の受け入れ。地域主導で立ち上げた活動を20年継続させ、漁業だけでなく地域の活性化に貢献している点などが評価された。

 優秀賞は、信州せいしゅん村(長野県上田市)の「日帰り農村生活体験ほっとステイ」と信州いいやま観光局なべくら高原・森の家(長野県飯山市)の「交流は地域との連携から 地域資源は誰のもの」の2作品。市民創作「函館野外劇」の会(北海道函館市)の「市民創作 函館野外劇」が選考委員特別賞に。

 併せて、地域の文化や人々との交流を体験記に描いた一般旅行者を対象にした「交流文化体験賞」も決定。最優秀賞は野口翠氏の作品『パラオで見つけたニッポン』で、パラオ共和国の人々との気さくな交流の中に日本を見つめ直す機会を得たことが緻密に描かれている作品。優秀賞は保坂美季氏の『スープのレシピ』と上浦未来氏の『“過剰的親切・チャイナ”深夜の北京西駅での出来事』。

 交流文化賞に52作品、交流文化体験賞に128作品の応募があった。

 
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